
皆さまごきげんよう。
前回の準備編の記事を読んでくださった方ありがとうございました。そして、オーダー編の記事を楽しみにお待ちいただいた皆さまありがとうございます。
今回はついにフルチョのオーダーへ行ってきたときの物語となります。
はじめに
オーダーをするにあたっていくつか課題点がありました。
まず、私がオーダーしようとしているSD-F-101ヘッドは天使のすみかではオーダーを受け付けていないタイプのヘッドになり地方在住の私はオーダーをするためはるばる京都の天使の里まで行く必要がありました。
天使の里はSDオーナーになってからも幾度となく訪れたことがある場所で通い慣れたところだったのですがフルチョイスをするとなると話は変わります。オーダーの日が近づくにつれ緊張でドキドキし、胃が重い。そんな体に鞭を打ちながら京都行きの計画を立てるのでした。
オーダー当日
オーダー前夜は緊張してあまり眠れず、早起きして新幹線に乗り、新幹線の心地よい横揺れに揺られながら京都を目指します。新幹線の中でも当日ドールアドバイザーさんにお渡しする資料に不備や忘れ物(写真)がないかのチェックをします。改めて資料を見つめていると参考写真の向こうから彼が微笑んでいるように見えた瞬間があり、緊張気味な私にとって束の間の安らぎを得たのでした。
やがて新幹線は新大阪駅に到着し、駅で同行してくださるフォロワーさんと合流してお昼ごはんを調達したあと、京都駅まで電車で移動しながら今日の天使の里は混んでいるかな〜とか気にいったアイは見つかるだろうかとかお話しながら京都駅へたどり着きます。
京都駅から嵐山方面へ電車を乗り換えてさらにお里を目指します。お里は観光客でごった返す嵐山に位置しており、嵐山方面へ向かう京都駅の33番線ホームは混雑していましたが無事に予定していた電車に乗り込みます。
時間帯によってはかなり混み合うので満員電車に無理して乗り込むより一本後の電車に乗ってもいいくらいの余裕をもったスケジュールで行くことをおすすめします。
曇り空の車窓を眺めながら電車はあっという間に嵐山に近づいてきます。どんよりした空のように私のこころはちょっぴり憂鬱気味でした。
ということで嵯峨嵐山駅に到着します。

9月半ばの京都は曇り空の下でもとても暑く、まだ秋の気配すらも感じさせない気温とアスファルトからの熱気に当てられながら天使の里を目指して重い足どりで進んでいきます。

開館前に着くように予定していたのですが到着したときにはなんと待ち人はゼロ!一番乗りのお里は初めてです。
11時になると門が開き、店員さんに促されるまま受付へ向かいます。受付で入館の手続きを行い、喫茶室のケーキセットも注文します。(ケーキは先着順で早めに行かないと売り切れてしまうため入館時に注文しておくのがおすすめです。
館内は誰もいない貸切状態です。

フルチョが混んでいる可能性も見越して開店前待機だったのですが当日は天使のすみかフェアでコーディネートモデルさんのお披露目の日ということでおそらくみんなすみかへ行ったから空いているのかなと予想します。
入館後は荷物をクロークへ預けて地下一階のフルチョカウンターへ直行する予定にしていましたが30分経っても私たち以外誰も来なかったので内心ガッツポーズをしながらのんびりと連れてきていた有紗ちゃんの支度をしてカゴに入れた有紗ちゃんと共に地下へ降りていきます。
フルチョカウンターへ
重い足取りで天使の里の地下へ降りていきます。
カウンターの店員さんにフルチョをお願いしたいのですがと告げるとこちらへどうぞと案内され、カウンター前の席に着きます。
先にボディのサイズ、肌色、メイクの種類(オーダーメイク)、まつ毛の色や形、アイ、ウィッグ、シュピット、ハンドパーツの追加やお迎えドレスの有無、コーティングなどの里帰りメニューの有無などについてヒアリングを受けます。アイとウィッグ以外は事前で決めていたのでスムーズに話が進みました。
懸念していたグラスアイですが基本的に現物を見せてもらってから選んで決めるスタイルなので当日一番緊張するイベントだったのですが、ケースに入った色とりどりのグラスアイを見せていただき宝石箱に入ったジュエリーを眺めるように目を輝かせて悩んでいきます。ノーメイクなSD-F-101ヘッドに試着をさせてもらい雰囲気やイメージなどをチェックします。私は水色グレー系のアイとグレー系の緑のアイ、イエローゴールドのアイの3点を選びました。アイのサイズは初めは18mmを試していたのですが18/9mmのほうがアイホールにしっくりくる気がしたので18/9mmにすることにしました。
なんとフルチョカウンターに着いてからここまで30分です。ウィッグは後から変えることを前提としていたこともあり、少しだけ悩んで銀髪のショートウルフなウィッグにしました。
いざ、メイクオーダーへ
ひと息ついてからメイクのオーダー内容へ続いていきます。
用意していた資料を提出するとそれを元にアドバイザーさんがひたすらオーダーシートへ書き込んでいきます。ところどころニュアンスを確認されながら事前に用意していたお写真も提出して色味は写真に合わせることを伝えます。
最後にこの子の性格などのエピソードはありますかと聞かれたのでおだやかで優しい中性的な子という大切なことを付け加えていただきます。
ひと通り完成すると上から順にオーダー内容に間違いがないか最終確認をしていただき問題なければお会計をして終了です。
封筒に入ったオーダーシートを渡されてついにフルチョをしたという実感と疲労感が湧いてきます。
事前にメイク資料を何度も最寄りのすみかの店員さんやフォロワーさんに添削してもらっていたのですがカウンターに座ってから1時間が経っていましたのでこの記事を読んでいる皆さんにフルチョの大変さが伝わっていただけるといいなと思っています。
フルチョ後
オーダーが終わると急にお腹が空いてきたのもあり、喫茶室で持ってきていたお弁当と注文していたケーキセットをいただきました。

その後は同行していただいていたフォロワーさんと里の中を周りながら撮影をしていきます。


偶然お会いしたフォロワーさんともご一緒させていただいて楽しいひとときを過ごせました。ありがとうございました。
楽しかった時間はあっという間に過ぎ、閉館時間となります。蛍の光を聞きながら荷造りをしてお里を後にして大阪へ移動します。夕食は鯛茶漬けを頂きました。(美味しかった~)

フォロワーさんと別れてホテルへチェックイン。

ホテルに入るとどっと疲れがでてその日はあっという間に就寝し私のフルチョイスオーダーの日は過ぎていったのでした。
最後に
朝から緊張感に包まれた忙しい一日だったのですがフルチョが終わって振り返ってみると謎の達成感と楽しい思い出がいっぱいで本当に楽しい1日でした。
今回のフルチョに至って大変ご協力とご尽力をいただいたこかげさん(ジャムの瓶の底)
に感謝をお伝えしてオーダー編の締めくくりとさせていただきます。ありがとうございました。
次回はいよいよお迎え編となります。お楽しみに!





























